2023年03月02日

UVケア化粧品の選び方

春のスキンケアに必要なことまとめ3つの最後の
「紫外線防止をつけ忘れない」編です。

毎年のようにUVケア化粧品が新発売されています。
しかもUVケア化粧品も数が多くて迷いますよね。

つい使い切らないうちに新しいUVケア化粧品をいつも買ってしまいう方
いませんか?

ご自分の基準をおさえておくと、無駄にUVケア化粧品を買わなくてすみます。

  • 使用目的と紫外線防止効果はあっている
  • ご自分の肌質との相性
  • 安全性がある
  • 使用感はどうか
紫外線カット剤は大きく分けて2種類ある

日焼け防止アイテム.jpg

先ずは、種類を確認しましょう。

●紫外線吸収剤:化学反応で紫外線を防ぐ。紫外線を熱などに変換させる。ケイヒ酸系、ベンゾフェノン系、トリアジン系などがある。
        特徴は白うきしない、透明。きしみ感もない。安全性も確認されている。まれにアレルギー反応が出る方はいる。

●紫外線散乱剤:物理的に紫外線を反射してブロックする。肌の弱い方向け。(微粒子)酸化チタンや(微粒子)酸化亜鉛が物理的がに 
        はねかえす。成分で白くなる。最近は白くなりにくいものが多くなった。きしみも多少あるのは酸化チタンの活性効果。

●ノンケミカルは紫外線吸収剤が入っていない紫外線防止剤のこと



UVケア化粧品の種類UVケア化粧品特徴用途落とし方
乳液
乳液状

O/W型(oil in Wator)
日常使いに。種類も多い
ウォーターリージェルの名称もある
白浮きしない水々しく使いやすい。低〜高SPF
まで幅ひろい。

専用クレンジング不要と書いてある場合は、ボディソープや石鹸で落とす
ウォータープルーフ
w/o型(Wator in Oil)
アウトドア向け SPF高の商品が多い
アウトドアスポーツやレジャーに効果が持続するように耐水性が高い。
専用クレンジング使用と書いてある場合は、クレンジング剤で落とす
ジェル、オイル、ローションSPF中程度紫外線カット成分をあまり配合できないため、SPF値が中程度の製品が多い専用クレンジング不要と書いてある場合は、ボディソープや石鹸で落とす
スプレーエアゾール
背中など塗りにくい部分に便利 手がべたつかない
保管は高温にならないようにする
専用クレンジング使用か不要かを確かめて落とす
スティック 耐水性に優れいるがのびが重い。日焼けしやすい鼻、頬などの部分使いにいい専用クレンジング使用か不要かを確かめて落とす
シート 
不燃布製のシートに乳液タイプのO/W型を浸している。
塗り直しや携帯性に優れている。日常使いに向けが多い
専用クレンジング使用か不要かを確かめて落とす
紫外線防止の目安で使い分ける

紫外線影響A波とB波.jpg

UVケア化粧品を選ぶときはサンケア指数を目安に選びましょう。

SPFとはSun Protection Factorの略。UV-Bの防止効果を表す数値。
日焼けで赤くなりヒリヒリするサンバーンを起こすまでの時間を何倍にのばせるかの目安。

20分✖SPF24=480分=8時間

SPF値の意味は、20分で赤くなる色白の人はSPF24のUVケア化粧品をぬると、
塗らなかったときに比べ8時間、24倍防ぎます。

この目安は日本人が真夏の晴れの海辺の環境で
色白の人は約20分、普通肌約25分、色黒肌の人は約30分サンバーンを起こす
といわれています。

UV-Bは肌のシミを作る原因になります。

PAとはProtectiion Grade of UV-Aの略。
UVA Protectiion Factor of Protectiionの略の値を+の数で、UV-A防止効果を表している。
UV-A照射後、2〜4時間に起こる皮膚の即時黒化を指数にしている。

UVAPF=製品を塗り皮膚がすぐに黒くなる紫外線A波の量
    製品を塗らない皮膚がすぐに黒くなる紫外線A波の量

UV-Aは波長が永く肌の真皮に届き、シワの原因になります。

分類表示効果の度合いUVAPF
PA+効果がある2以上4未満
PA++かなり効果がある4以上8未満
PA+++非常に効果がある8以上16未満
PA++++極めて高い効果16以上
油断できないUV-Aは1年中地上に降り注ぐ

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紫外線UV-Aは4月からぐんと強くなり9月まで続きます。
それ以外の月も半分しか下がらないです。
UV-Bは夏の7月から8月の短い期間に強くなります。
9月以降は一気に下がります。
紫外線量は天気や時間、条件で変わる

太陽光の写真.jpg

天気も紫外線量で変化します。
快晴の日を基準にすると薄曇りの日は、8から9割のUV量になります。
曇りは6割雨では3割です。季節、地域、時間、標高などの条件で変わります。

紫外線の降り注ぎ方は3パターン。太陽から直接届く直射光、空気中のちりや埃などで散乱する散乱光
地面に反射する反射光です。

冬の新雪の反射光は80%にもなります。水面は10〜20%、草地は10%以下。アスファルトは10%です。
日陰にいても日焼けはします
UVケア化粧品の塗り方と落とし方

日焼けグッズ装備.jpg

目安量はクリーム状ならパール大2個、液状なら1円玉大2個です。
その半分の量を顔なら5か所におでこ、両頬、鼻、顎に置き、伸ばす。
残りを重ねてつける。

顔で丁寧に塗る部分としてはこめかみ、頬です。シミが現れやすい部分です。
塗り忘れるのが耳、首もと、えりあし、手の甲です。

腕の塗り方は腕に容器から直接一直線をかくようにつけます。
手のひらで小さく円を描きクルクルと均一に伸ばす。

より効果的を高めるのは、パウダーやファンデーションの粉を重ねます。
紫外線のカット剤の酸化チタン、酸化亜鉛が粉体が肌表面で乱反射させる効果があります。

汗やタオルで落ちるので2〜3時間おきにUVケア化粧品は塗り直します。

☀専用クレンジング使用か不要かは裏面で確かめて落とす?

紫外線防止剤は肌に残ると肌を乾燥させやすく、酸化します。
ウォータープルーフタイプは専用クレンジングと書いてあることが多いです。
紫外線防止剤のまとめ

  • UVケア化粧品はパウダーなどの粉類で効果をUPできる
  • 1年を通して紫外線防止剤は塗る必要がある
  • 2〜3時間おきに塗り直す
  • 専用クレンジング必要か不要か確かめて落とす
  • 太陽光は四方から届くので紫外線カットしてもなるべく日陰を歩く

仕事やスポーツなど長時間、太陽光にあたる方は近赤外線対策も提案します。
記事は改編しています。

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posted by ジュディ at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月27日

肌のバリア機能を整えるとトラブルを回避できる

肌バリア機能を整えるとは肌のどこの部分?


皮膚は人間の最大の臓器です。水分の保持や外からの異物を防ぎます。
肌の働きを知ることでスキンケアの重要性が分かります。

『肌の水分量と皮脂量の変化について』がテーマです。
水分量と皮脂量が激減するのは40代の女性

肌の水分量と皮脂量の変化.png
上のグラフは水分量と皮脂の加齢による変化です。しかも女性だけ。
男性は年齢を重ねても皮脂は減りません。女性は40歳以降ななると皮脂が急に減ります。

女性は年齢を重ねると水分と皮脂の両方が不足することが分かりました。
肌が乾燥する条件が揃います。

肌に化粧水で水分をあたえ、乳液やクリームで水分を閉じ込めます。
乳液やクリームは人口的な皮脂膜の役割をし、バリア機能を整えます。

乳液やクリームの役目は2つ

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  • エモリエント効果
  • 柔軟効果
化粧品の油性成分の目的は肌から水分が蒸発するのを防ぎ、潤いを保ちます。
エモリエント効果といいます。それに肌を柔らかくする柔軟効果もあります。

例ではメイク落とし、乳液、クリームです。

肌ケアとして油分を補うなら乳液やクリームが一般的です。
肌荒れのとき美容液と思いがちですが、美容液はメーカーが自由につけられる名称です。
迷ったら、化粧品の訴求(特徴)成分でご自分の肌に必要なものを確かめるとベストマッチします。

表示成分名の例


☀液状:合成➡トリエチルヘキサノイン、ジメチコン、エチルヘキサン酸セチル
   鉱物➡ミネラルオイル
   天然➡スクワラン ホホバ油

☀半固形状:合成➡ヒドロキシステアリン酸コレステリル、
         ラウロイルグルタミン酸シ(フィトステリル/オクチルドデシル)
     鉱物➡ワセリン
     天然➡シア脂、カカオ脂、水添植物脂(スイテン)

☀固形:合成ポリエチレン、合成ワックス    
    鉱物➡パラフィン、マイクロクリスタリンワックス
    天然➡ミツロウ、キャンデリラ、ロウ

参考にして下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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posted by ジュディ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月26日

春のスキンケアに必要なことまとめ3つ【肌のバリア機能を整える】

『春のスキンケアに必要なことまとめ3つ』の続きになりす。

肌のバリア機能を整えることを具体的にご紹介します。
Aバリア機能を整えるとは皮脂膜や角質層を整えること

細胞間脂質イラスト.jpg
肌のバリア機能は皮脂とNMF(天然保湿因子)細胞間脂質の3つ 
で保たれています。

皮膚の外側の皮脂膜は肌の水分蒸発の調整や外からの刺激を防ぎます。
その下の角質層の役割も同じです。
NMF(天然保湿因子)、細胞間あ脂質で肌の乾燥を保護します。

この3つの保湿因子はターンオーバーの乱れや、洗顔でも減ります。
肌が乾燥します。
バリア機能が弱まると乾燥し、小ジワ、シミ、たるみの原因になります。
バリア機能を保つケア方法

女 肌ケア.jpg

肌乾燥のケア方法

  1. クレンジング、洗顔料は洗浄力が弱いものを使う
  2. 保湿成分配合の化粧品を心がける
  3. ケアの最後は潤いを閉じ込めるクリーム、乳液、オイルで完了
  4. 集中ケアでマスクやパックでスペシャルケアで回復

☀1、クレンジング、洗顔料は洗浄力が弱いものを使う

➡『クレンジングは洗浄力が弱いものを使う』は詳しく書いたページをご覧ください。
➡『洗顔料は洗浄力が弱いものを使う』は詳しく書いたページをご覧ください。
2,保湿成分配合の化粧品は肌に必要な成分を足す

化粧品イメージ.jpg

不足する保湿要因は化粧品で肌に補います。
皮脂膜の構成成分に近いスクワラン、NMFの成分としてはアミノ酸、細胞間脂質の成分にはセラミドです。

他にもよく目にする保湿成分をあげてみました。

保湿成分特徴機能潤い度のイメージ
精製水肌に水分を与える角質に水分を届けるそそぐだけ
アミノ酸、NMF、グリセリン水分を受け取る
水分を吸収する性質
低温だと保湿力が低くなる
つかむ
ヒアルロン酸、コラーゲン抱えこむ
真皮にある成分が多い
角質内保湿として作用する
温度が下がっても水分は抱える
抱く
セラミド、レシチン、スフィンゴ脂質はさみこむ水分を挟み込むので保てるはさんで離さない
スクワラン、ホホバオイル、ワセリンふたをする肌に入った水分を蒸発させない逃がさない


上記の表は下にいくほど保湿力があります。
化粧品なら乳液、クリームと油分が多いものです。

女性の肌は40代からグッと皮脂分泌が減ります。
水分ばかりに気が行きますが、油分も補給しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
posted by ジュディ at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする